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〒859-2601 長崎県南島原市加津佐町己2679-3
元は加津佐町の温泉神社で 昔、学生が中心となり行っていました。 いつ頃から行っていたかは不明ですが、 昭和2・30年前後まで行われていた ようです。 昔、物が無かった時代にはNHKさん から葉書をもらってウロコを 作っていたそうです。 この閉ざされていた龍踊りを開園当時に 復活したのが始まりです。 最初はテープや笛などで行っていましたが 平成13年に昊天宮さんの多大なる ご協力により現在では銅鑼や太鼓、 長ラッパ等を使った若木保育園 オリジナル、生演奏にて踊っています。 龍も昔にならい手作りです。 (平成15年にはある業者さんに龍を寄贈して頂きました) あまり軽く作りすぎると迫力に欠ける為、ある程度の重さを保って制作しています。 子供たちにとっては結構、重いもので 体力や精神力が必要です。 龍は持って歩くだけではなく、走り、倒し、回ったり音にあわせて 5歳児の子供がやっているとは思えない 素晴らしい動きをします。 おゆうぎ会や発表会などは保育園での 1年間の成長を披露するのに対し、 この龍踊りは保育園での全ての成長を 披露するものだと考えます。 たとえば園外の5才の子供に この龍をもってみてと言っても 「重い」といって 龍踊りはもちろんのこと練習でさえ 参加できないと思います。 龍踊りをする子どもたちは数年前から 大きいお兄さんお姉さんがやっている 姿を見てあこがれ、 それと共に運動会やお遊戯会等々を 通して培ってきた全てのものを 龍踊りにぶつけています。 ですから、龍踊りをする年齢になると 練習では子どもたちは誇りをもって 取り組みます。 練習では1人の力ではどうすることも できない。 みんなで力をあわせて動かせば 生きているかのような龍に成長する ということも理解していきます。 練習では1人もやめたいと言わず、 むしろ「練習しようよ!」「もう1回」と 声をかけられ 職員が「もうきつかけん今日はやめよう」と 逆におさえるほどです。 「きついなら他の人と変わっていいよ」と 言っても誰も変わろうとしません。 子供たちも多くの方に見ていただき、 踊ることによって どんどん成長していきます。 ですからこの龍踊りをする子どもたちをいろんな方に見てもらって 「5歳の子どもたちがここまでできるんだ」 と勇気や感動を味わって頂きたいのです 皆さんの応援をよろしくお願い致します。 いつも涙をこらえている太鼓打ちより |
《龍踊りでよく勘違いされること》 自分で言うのもなんですが、 あまりに子どもたちが 上手に龍踊りをするため 「かなり練習してるんじゃないか?」 「すごいね!よく先生が教えてるね。 大変じゃないか?」とか 言われたりするんですが、 実際は年長児(5歳児)になってから 練習を始めます。 最初の1、2週間に1日1時間程度は 基本が大事なので 集中して行いますが、 その後は職員からほとんど進んで 練習をしません。 「今日練習する?」「うん!するする!」とか、 子どもたちから「龍踊りしようよ!」と 声をかけられ、「じゃ、しようか!」 って感じです。 若木保育園児の保護者の方に 聞いてもらえればわかりますが 1〜4歳くらいでも家で見よう見まねで ほうきなど棒状の物で 龍踊りのまねをしているそうです。 また、園庭で遊んでいる時もバケツを 逆さまにして楽器にしたり、 スコップを持って龍踊りのまねを しています。 こういったことの積み重ねで上の説明にも記した通り、 年長児になると「やる気」と「誇り」を 持って練習を始めるため、 びっくりするぐらい上手に龍踊りが できるんです。 また、本番で靴が脱げようが転ぼうが 先生は手を貸しません。 これは先生が気が利かないのではなく 子どもたちに全部任せているからです。 よくありがちな情操教育の一環で・・・と 1つの事を教えるのに夢中で 子どもたちに負担をかけたり、 ビデオやテレビなど見せて 過ごさせるなんて事は全然ありません。 ビデオやテレビではなく紙芝居や絵本!が若木保育園の姿勢ですので 安心して見て、応援してあげて下さいね。 |