元は加津佐町の温泉神社で昔、学生が中心となり行っていました。 いつ頃から行っていたかは不明ですが、昭和2・30年前後まで行われていたようです。 昔、物が無かった時代にはNHKから葉書をもらってウロコを作っていたそうです。
この閉ざされていた龍踊りを開園当時に復活致したのが始まりです。最初はテープや笛などで行っていましたが 平成13年に昊天宮さんの多大なるご協力により現在では銅鑼や太鼓、長ラッパ等を使った 若木保育園オリジナルで生演奏をしています。
龍も昔にならい手作りです。
(平成15年には交流のある業者さんに小さい龍を寄贈して頂きました) あまり軽く作りすぎると迫力に欠ける為、ある程度の重さを保って制作しています。 子供たちにとっては結構、重いもので体力や精神力が必要です。 龍は持って歩くだけではなく、走り、倒し、回ったり音にあわせて 5・6歳の子供がやっているとは思えない素晴らしい動きをします。
龍踊りをする子どもたちは数年前から大きいお兄さんお姉さんがやっている姿を見てあこがれています。
ですから、龍踊りをする年齢になると練習では子どもたちは誇りをもって取り組みます。 練習では1人の力ではどうすることもできない。みんなで力をあわせて動かせば 生きているかのような龍に成長するということも理解していきます。
もちろん「龍」や「楽器」など全ての物は大切なものとして気付かせます。。
練習では1人もやめたいと言わず、むしろ「練習しようよ!」「もう1回」と声をかけられ 職員が「もうきつかけん今日はやめよう」と逆におさえるほどです。
子供たちも多くの方に見ていただき、踊ることによりどんどん成長していきます。
ですからこの龍踊りをする子どもたちをいろんな方に見てもらって 「5・6歳の子どもたちがここまでできるんだ!」と勇気や感動を味わって頂きたいのです。
皆さんの応援をよろしくお願い致します。
いつも涙をこらえている太鼓打ちより |
お祭りや地域活性化などイベント、チャリティ、福祉施設の慰問は積極的に行っていますので、 ご希望の方はお問い合わせ下さい。
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《龍踊りでよく勘違いされること》
自分で言うのもなんですが、あまりに子どもたちが上手に龍踊りをするため 「かなり練習してるんじゃないか?」 「すごいね!よく先生が教えてるね。大変じゃないか?」とか 言われたりするんですが、実際は年長児(5歳児)になってから練習を始めます。 最初の1、2週間に1日1時間程度は基本が大事なので 集中して行いますが、その後は職員からほとんど進んで練習をしません。
「今日練習する?」「うん!するする!」とか、 子どもたちから「龍踊りしようよ!」と声をかけられ、「じゃ、しようか!」 って感じです。
若木保育園児の保護者の方に聞いてもらえればわかりますが 1〜4歳くらいでも家で見よう見まねでほうきなど棒状の物で 龍踊りを小さいながらもしているそうです。 また、園庭で遊んでいる時もバケツを逆さまにして楽器にしたり、 スコップを持って龍踊りのまねをしたりしています。 こういったことの積み重ねで上の説明にも記した通り、 年長児になると「やる気」と「誇り」を持って練習を始めるため、 びっくりするぐらい上手に龍踊りができるんです。
また、本番で靴が脱げようが転ぼうが先生は手を貸しません。 これは先生が気が利かないのではなく
子どもたちを信用し、子どもたちに全部任せているからです。
よくありがちな情操教育の一環で・・・と1つの事を教えるのに夢中で 子どもたちに負担をかけたり、ビデオやテレビなど見せて 過ごさせるなんて事は全然ありません。
ビデオやテレビではなく紙芝居や絵本を!が若木保育園の姿勢ですので 安心して見て、応援してあげて下さいね。
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※龍踊りを見た方、ホームページを見た方から「龍踊りを教えてくれ」とか「どうやってするのか?」など
全国から問い合わせがありますが、歴代の園児や先生達みんなで作り上げてきた大切な龍踊りです。
そういった問い合わせには一切応じられませんのでご了承下さい。